『これからも私たち家族の良き相談相手でいてください!』
松永 シェルくん・シオンくん(シェトランド・シープドッグ 男の子 5歳/11ヶ月)
名古屋で美容室を開業している松永家の皆さんと愛犬シェルくんとの出会いは、店の初代『看板犬』でもあった愛犬ケンくんが17歳の天寿をまっとうし、その悲しみもやっと癒えた後のことでした。
ケンとの出会いは、当時小学生だった娘が雨にぬれてさまよっている生後半年くらいの仔犬をみつけ、家に連れ帰ったことでした。心臓に若干のトラブルがあるとわかったものの、ほかに大きな問題もないまま、元気ですごしていたのですが、5〜6歳のころより皮膚のかゆみというトラブルを抱えて薬との縁がなかなか切れない状態になりました。そのころ、雑誌に掲載されていた大木社長の記事を読み、ビッグウッドのフードに出会うことでケンは程なく皮膚のトラブルから開放され、健康な体を取り戻しました。
そして、足腰は若干弱ったものの、亡くなる3日まえまで自力で歩き排泄も行えるほど健やかに暮らし、17歳を迎えた1ヵ月後に、眠るようにして天国へ旅立ちました。
16 年半という歳月をともに暮らしたケンとの別れのあとの喪失感はあまりにも大きく、もう犬は2度と飼うまいと、心にきめていました。そんなある日、結婚した娘が、私たち夫婦だけでは寂しかろうと亡くなったケンと同じシェルティの仔犬を連れてきてくれたのがシェルでした。久しぶりの犬の温もりに、自分たちがどれほど彼らとの生活を愛し待ち望んでいたかをしみじみと実感しました。
先代のケンをあれだけ元気で長生きさせてくれたのはビッグウッドの食事が大きな要素だと考えたことから、迎えた仔犬の離乳食はもちろんスパミールを与えました。シェルはとても元気な子ですくすく育っていきました。
悔やんでも悔やみきれない事態が起きてしまったのはシェルが3歳の時です。出張で3日間我が家を不在にするためにシェルをホテルに預けることになりました。出張からもどり、シェルを家につれて帰った後のことでした。
散歩に連れ出すと、どうも歩き方がよたよたとしています。おしっこをしようとしても僅かにぽたりと出るのみで、不安そうにこちらを見上げます。急いで獣医に診てもらうと、膀胱にたくさんの結晶がたまっているとの診断でした。尿管にも砂粒様の結晶がつまり膀胱自体も伸びきっているとのことで、緊急入院させることになりました。放置しておけば尿毒症にもなりかねない状態だったのです。
原因はホテルに預けられた3日間、おしっこ、ウンチをほとんどしなかったこと。ホテルでもたびたび排泄のために外に連れ出してくれはしたものの、初めてホテルに預けられた緊張からか、ほとんど排尿も排便もできなかったようです。ごはんにもほとんど手をつけなかったと聞きました。
突然飼主から離され、見知らぬ場所に3日も預けられたことは、少し神経の細いシェルにとっては食事ものどを通らず、排泄も出来なくなるほどのショックとストレスだったのでしょう。なぜもっと気を配ってやれなかったのかと反省しきりでした。
とにかく点滴と利尿剤で石を流し、退院してからはスパミールに加えてブラローも併用。再発防止に備えました。また、出張でやむを得ず家を留守にする時には、必ず誰かがシェルと一緒に自宅に残るようにしました。
それからはずっと安定した状態で毎日を過ごしていましたが、翌年、おしっこの出がやや悪くなっていることに気づきました。病院で膀胱に少量の結晶ができていることが発覚。すぐに相談室に助言を求めました。そして被毛チェックを行い今度は「ホメオハーブ療法食」を試してみたのです。症状が軽いうちに療法食を始めたのが良かったのか、仔犬の頃からスパミールを与え、先のトラブルのあと1年を通してブラローを続けてきたことが効を奏したのか、それからはあっという間に回復していきました。ホメオハーブ療法食を与えながらかれこれ1年以上経ちますが、尿結晶が再発することなく、ずっと安定した健康状態で過ごしています。シェルの場合少し健康状態が不安定になったりストレスがかかると彼の弱点である膀胱に影響が出やすいのだろうと認識し、健康管理にも自信がつきました。
そして2007年の6月。我が家には縁あって“シオン”という子が新たに仲間入りしました。倒産したペットショップに置き去りにされ劣悪な環境にあったところを引き取った子です。生後6ヶ月のシェルティだというのに体重は2kgに満たずまさに骨と皮。抱き上げると紙のように軽い体はひどく汚れ、排泄物にまみれたお尻周りの被毛はガチガチに固まり尻尾も思うように動かせない状態でした。目は力がなく声を出そうとしても空気が抜けるような勢いのない弱々しい声しか出ません。すぐにかかりつけの獣医さんで診てもらいましたが、この状態では生き延びられるかどうかわからないということでした。とにかく早く体力を回復させようと、消化されやすくカロリーの高いフードを与えることにしました。
ビッグウッドの相談室にもアドバイスをもらい、ヤギミルク、「元気な酵素」、「愛犬活力源」、「ケルプ」などを与え危機を乗り越えてから「スパミール」に切り替えていくことにしました。少しの下痢でも一気に体力を消耗して命に関わるような状態です。祈りながら世話をする日々でした。そして約1ヵ月後、心配された体重も増減を繰り返しながらなんとか安定し、3ヵ月後の検診ではもう大きな心配はいらないと太鼓判をもらいました。
シオンはもうすぐ1歳。「スパミール」も食べ始めた今、肉球は倍の大きさになりました。家に来たころほとんど生えていなかった被毛はぐんぐん伸びて、筋肉もしっかりとついてきています。11月に採寸して作ってもらった服も12月の終わりには窮屈で着られなくなるような勢いの成長ぶりを見せています。保護当初のうつろで生気をなくした表情は見違えるようにいきいきと輝き、シェルに遊びを仕掛けます。今では2代目看板犬のシェルとともにお客様を元気いっぱいで出迎える日々です。ケンを通してビッグウッドと出会い、シェルそしてシオンと3頭の愛犬たちを育てる中で経験した様々な問題や不安も“ビッグウッドがついている”と思うことで頑張る力がわき、乗り越えることができました。嬉しく、心強い思いでいっぱいです。これからも私たち家族の良き相談相手でいてください!
ビッグウッドでは、「アレルギー、アトピー、眼病、皮膚疾患、関節炎、内臓疾患など、病気の原因は『食』にある」と伝えつづけてきました。
愛犬の食事による闘病体験や、食事を切替えた改善の体験を募集させていただき、直接お客様に取材させていただいております。
取材させていただいた皆さんともに「同じような病気に苦しむワンちゃんの飼い主さんのお力になれるなら・・・」と力強くおっしゃってくださいました。
どんな改善の体験でも結構です。まずはご連絡ください。基本的には、お電話でのインタビューとなります。後日、その内容を当方にて文章化させていただきます。
★体験記の募集については⇒相談室 佐山へ。相談室