*このエッセイは、ビッグウッド代表 大木 政春によるものです。
 「ビッグウッドのフードに対する想いやこだわり」をみなさんにお伝えできたら幸いです。




ドッグフード奮闘記
第34回 見えにくいものを確信した瞬間

ハルダ・クラーク博士は、とても厳格な人で、私達が想像するナチュラリストなるものをはるかに超越していました。数々の著書の中で全米中に普及している食品や化粧品や医薬品などの代表的な商品全てに含まれる化学薬品と、その恐ろしさについて発表されたり、癌の原因に化学薬品が深くかかわっていることなどを研究し、化学薬品摂取の排除を声を大にして訴えかけられています。

そのきっかけとなったひとつは、ハルダ・クラーク博士が長年患者とともに癌と戦い続けてこられ、その癌の根本原因を究明する研究の中で、ある化学薬品が癌患者の97%に存在する事を発見されたことによるものだと思います。

私が、あまり知らないハルダ・クラーク博士を簡単に厳格な人だと決め付けてしまうのには訳がありました。それは、ハンナ・クローガ−にハルダ・クラーク博士を紹介いただいたとき「彼女と私の付き合いは数十年に及ぶけど彼女はとっても厳格な人なのヨ!」と、私の中でこんなに厳格な人は他にいないと感じていたハンナに言われていたからかもしれません。

そんな厳格なクラーク博士の所での波動共鳴機器の研修は、大詰めに差し掛かっていました。

細菌やウイルスや化学薬品や人間の身体のありとあらゆる器官を全て電気信号に置き換えられる装置、いわゆる共鳴機器が、研修が進むにつれだんだん解らなくなってきていました。ハンナ・クローガーの所では、波長の共鳴から身体のどの器官が何によって弱められているのかが解るということを体験しました。今、ここでは、その原理原則を科学的に数字化して目の当たりにしているのだという事の概略はつかめるものの、「何で?」という疑問は常に消え去ることはありませんでした。

自分自身の身体の磁場(周波数)をゼロに合わせ、機械の両端に同じ成分で出来たものがつながると、自分自身の身体の磁場(周波数)があるところで一定化し共鳴音が鳴り出す仕組みの単純な機械であるはずのものが、なにか化け物に見えてきたり、なにやらおもちゃみたいに見えてきたりしてしまう。

ハンナ・クローガ−に紹介いただいた、4日間の研修でしたが、周波数の共鳴共感の原理原則を知識として得るべきための研修の結論は、「もともと目に見えない物質の周波数や生命は、やはり目に見えない」ということで、納得せざるを得ませんでした。

同じもの同士、共鳴し合う事があたり前。物には全て固有の周波数が存在するのだというあたり前をあたり前に捕らえる事が精一杯で、それ以上の物は何もないことに気付かされ、「自ずから然り」「ありのまま」という自然な姿に納得させられてしまう自己に確信を抱き研修を終えました。

(Vol.35は2004年6月にアップします。お楽しみに!