*このエッセイは、ビッグウッド代表 大木 政春によるものです。
 「ビッグウッドのフードに対する想いやこだわり」をみなさんにお伝えできたら幸いです。




ドッグフード奮闘記
第30回 「膨大で貴重な資料が悩みの種」

 

ワニータにたくさんの事を教えていただき、溢れんばかりの感謝と感激を胸に日本へ帰国しました。ハンナクローガ−に教えていただいた事や、ワニ−タからいただいた膨大な資料をひとつづつ振り返りながら確認し、ドッグフードへのアレンジを始めました。
そして丁寧に細心の注意を払い、ハンナクローガ−に言われた通りハーブの組み合わせにプラスする形で、ワニ−タに教えていただいた色彩治療の色の調合を、まずは机の上でやっていきました。
 
懸命になって来る日も来る日も徹夜で、膨大な資料とハーブの辞書を片手に組み合わせていると、どうしても、胸に引っかかる物に気付きました。
「なんだろう?この合点のいかない事は・・・」
「ハンナや、ワニ−タのところでは、あんなにすんなり受け入れられていたのに、いざ帰国し実際に自分の作るフードとして組み合わせていくと、なにやら不思議に思えてくる事がある」
「ハーブと色彩が組み合わさり生ずる波長とは?病気の原因とハーブの色彩がそれぞれ持つ周波数というものは一体なんだろう?共鳴し合うことで自然治癒力が生じるとは一体どういうことだろう?」

組み合わせれば組み合わせるほど、次から次に同じ疑問にぶち当たり、実は理論がまったく解かっていなかった事に気付きました。
ハンナやワニ−タの所では、それこそ、その場の気やインスピレーションで捕らえていて、それなりに理解したように思えていた事が、実際理論だてて考えてみるとさっぱり解らなくなってしまったのです。

そこでハンナやワニ−タに連絡をとり疑問を投げかけてみたところ、まるでテキスト片手に指導を受ける通信講座のような形になり、そのやりとりは数ヶ月間にも及んでしまいました。そしておぼろげながら理論としてようやく理解し始めた頃、ハンナから彼女の友人であるクラーク医学博士を尋ねて周波数の共鳴についての研修を受ける事を勧められました。
このクラーク博士の所への訪問で、今までのハンナの所での研修やワニ−タ家での研修に加えて、気や波長や共鳴等の様々な分野への理解がより鮮明になり、フード作りの大きな自信になったのでした。


 

(Vol.31は2004年2月にアップします。お楽しみに!)